【ネタバレ】シン・ゴジラって最終的に巨神兵になるんじゃね?【BF4#14RUSH!!】
はーい、どうも腹黒いあれです。
シン・ゴジラ観てきました。
噂によるとこれ巷で話題なんですか?
私テレビ観ないから正直よくわかんないんですが。
ゴジラ×庵野監督というか、ゴジラ×エヴァの監督だからですかね?
どんな形であれゴジラに再び世間の注目が集まることはファンとして嬉しいことです。
この記事はタイトルの通りネタバレ込みの考察が入りますので、今後観る予定の方は読まない方が得策です。
観た後にこの記事を読んで共感もしくは違う意見もらえると嬉しいです。
ですが、一言だけ。
「政治ドラマが好きな人」にオススメ出来る作品です。
本当に「ニッポン対ゴジラ」です。
1.シナリオへの感想
ここからはこれを読んでいるあなたが既にシン・ゴジラを観たことを前提に書きます。
まず最初に一言、面白かった!
何が面白いってこれ、完全にゴジラという自然災害に対して政府がどのように対応するかの政治ドラマってところ。
今までのゴジラも一応災害って区分で扱われていたんですが、シナリオはゴジラと他の怪獣との戦い、一般市民にフォーカスを当ててヒューマンドラマを描く事をメインにしている感じでした。
ですが今回はひたすらに政府対応の話。
開幕すぐに事故が起きて、それに政府がどう対応するか協議される。
それから最後ゴジラの尻尾が映って終わるそのシーンの直前まで政治の話。
一応一人の政治家の話にはなっているので、一人の政治家の十数日間といえなくもないのですが、ゴジラという自然災害に日本政府がどのようにして立ち向かうのかという事を主に描いているのが凄く印象的でした。
2. ゴジラの造形への感想
一応ゴジラの体裁は取っているものの完全にあれは庵野監督のゴジラですね。
デザインセンスに庵野臭がする。
ゴジラの形態変化とか既存のゴジラファンに対する冒涜でしか無い(褒め言葉)。
ミニラやジュニアを知っている世代は、幼少のゴジラはああいうかわいいものなんて思っているはず!
ゴジラにもあんなかわいい時代があったんだーって思ってたのに。
でんっと、グロテスクな面持ちの第二形態。
まぁ、幼少である第一形態は劇中で出ていないようなので、もしかしたらとてもかわいいのかもしれません。
あの感じだと魚が第一形態なんだと思いますが。
3.音楽への感想
これ感動しませんでした?
私は感動しました。
だってこれ、初代ゴジラの音源でしょ?ということは1954年の音源になるのかな?
平成に入ってからのゴジラは基本的に採録した音源を使用してますので、劇場で鑑賞すると腹の底に響く重低音が心地良いんですが、今回はそんなこともありませんでした。
しかし、どこか懐かしい聞き覚えのある感じ。
完全に白黒の初代ゴジラです、ありがとうございます。
この辺りに監督のゴジラへの愛を感じました。
更にエヴァで使われていた曲のイントロっぽい曲もあってゴジラだけど、やっぱり庵野監督作品なのかとニヤニヤしてしまいましたね。
4.細かな描写への感想
社会風刺というか、現代社会もよく描けている感じがしました。
取り合えずデモをするアホな若者グループが出たり、放射線レベルを気にしたり、中露が協力して日本に積極的に原爆を投下しようとしたりする辺りは現代社会が反映されていますね。
昭和のゴジラ作品は社会風刺を入れてることが多かったので、庵野監督はちゃんとゴジラ作品を作ってるんだなと感心しました。
他にも名刺交換のシーンや、避難勧告が出ているのにスマホを掲げる市民、避難するのにちゃんと列をつくる市民といった描写に日本の社会ってこんなだよなと思わせる要素が多くて面白かったですね。
海外に出たときの反応が楽しみです。
5.ちょっと残念だったこと
劇中、政治判断の場に反対勢力が出てこないんですね。
これが出ると映画のテンポが非常に悪くなるので、怪獣映画の鉄板である「全会一致で自衛隊の出動が決定」を使ったのだと思いますが、現実ではこんな事あり得ません。
映画として面白くなくなるかもしれませんが、描いても良かったのではと思いました。
何て言ったって、自衛隊嫌いのあの党の下部組織の学生組織が出てるのに母体が出ていないんですもん。
学生組織が「ゴジラを殺せ!」と連呼する辺りで笑ってしまいましたが、「国民の危機ではあるが、憲法解釈上自衛隊の出動は許容できない」という謎の発言をする組織が出てこなかった事はちょっと残念です。
中露の高圧な日本に対する態度まで臭わせたのなら、野党が反対してるけど無視しちゃえぐらいのライトな表現をしても良かったのかなとは思いました。
だって政治映画っぽいんですものここまで突き抜けて欲しかった。
6.考察
ここからは劇中から分かることの私なりの考察です。
シン・ゴジラなんですが、これって「巨神兵東京に現る」の前日談だと思うんですよね。
映画の最後、ゴジラの尻尾のシーン。
あの尻尾についているのって巨神兵ですよね?
それにゴジラの新たな攻撃方法である、プラズマレーザー。
いや、庵野監督ですからプロトンビームをゴジラに吐かせたんですね。
ゴジラのプロトンビームの発射シークエンスだって巨神兵みたく大きくお口を開けて、FIRE!
顎だってぱっくり割れて生物のそれというより兵器のそれです。
プロトンを吐く直前ゴジラの目がメタリックになるのも巨神兵のメタリックな目にそっくりです。
この様に思うのには理由があって、庵野監督は風の谷のナウシカの巨神兵のプロトンビームの作画担当者で、あのシーンを一人で完成させたという逸話があります。
またエヴァも完成体の巨神兵をベースに作られているのでは?という話があります。
また今回の映画では描かれませんでしたが、ゴジラは複数体いる可能性が劇中で臭わされています。
「個体での増殖が可能」との台詞があるので、シン・ゴジラに登場したゴジラが増殖後の個体であると考えた場合、既に数匹のゴジラが世に解き放たれている可能性があります。
そのゴジラが巨神兵に進化している可能性もあるわけですから、「巨神兵~」の劇中のように審判者として数多くの巨神兵が舞い降りてきても不思議ではありません。
言われてみれば、巨神兵は成り立ちから言って謎の生命体です。
近付くと体に害のある光を出すビームを吐く、審判者を名乗る生き物巨神兵。
近付くと体に害のある光?核分裂がエネルギー源?ということになります。
庵野監督はその巨神兵のバックグラウンドとして、ゴジラを取り込んだのではないでしょうか。
腹黒いあれの妄想する現代からナウシカまでの世界
放射能汚染物質の海中への投棄
↓
ゴジラ誕生
↓
ゴジラ進化
↓
進化の果てに審判者(巨神兵)の誕生
↓ここまでが「シン・ゴジラ」
世界の破滅(火の7日間「巨神兵東京に現る」)
↓
1000年後のナウシカの世界
さて、世界が滅亡するであろうシン・ゴジラには次回作は余り期待できないかもしれませんね。
というか、次回作は「巨神兵東京に現る」になるわけですから。
さて、動画の宣伝です。
久しぶりのBF4動画を作りました!
ラッシュなんですけどね。
本格的に始めようと思いましたので、私のよちよち歩きのラッシュを動画に残しておこうと思いまして。
応援して頂ければと思います。
ほい、それじゃ。
ばいばーい。
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