燃えなかったゴミ

ゲーム実況者から遊び人に進化を遂げた人間のブログ。更新は超絶不定期。

FPSクランのメンバーが現実で出会った話

あの日からもう10日が過ぎようとしています・・・。そうあれは3月は4日の出来事。

私こと腹黒いあれ率いる戦場の役立たず分隊INPOのオフ会の話です。

この記事は帰りの新幹線の中で書いたものを後日編集したものです。

 1.新大阪に集合と言ったな!あれは嘘だ!

待ち合わせの時間は午後8時だった。

私自身、当日は夜勤明け。貫徹した状態でのオフ会参戦。

フィジカル的には完全に積んだ状態だったが、日頃一緒にオンラインの戦場を駆け抜ける隊員に会えるのだと思うと興奮して眠れない。

帰宅して少しだけ仮眠を取ったが結局2時間で目が覚めてしまった。

行きの新幹線の中で寝ようかとも考えたが、後で動画に編集することを考えて少しだけ車窓から見える風景を撮影する。

ビデオカメラを新幹線の窓に押し付けてニヤニヤするアラサー。端からみたら異常な光景だろう。被写体は夜の街だというのだから猶更だ。

今からオフ会だぜ!という内容の記事をブログにアップし外を見た。

新神戸を通過した辺り、そろそろ新大阪に着くらしい。

 

 

正面口。ここを集合場所にしていた。

新幹線の改札を出てすぐだったし、二つしかない出入り口の「じゃない方」を指定したのだ。

「東口じゃない方」「在来線じゃない方」。

関西メンバーとのオフ会だったし、大の大人が駅で迷子になるなんてことは想定してなかった。

 

甘かった。

 

INPOグループチャットを見るとどうやら関西メンバーはちょっと遅れるらしい。

午後7時40分。まだ時間がある。取り敢えず新大阪に到着しているもう一人の隊員ポンタと合流することにした。

ポンタは当日、数時間前に大阪に来ていて新大阪周辺をふらふらしているようだった。

新大阪駅着いた!」

数時間前のログに新大阪駅の東口を写した写真と共に、ポンタのメッセージが書き込まれている。

「それは東口やな。集合は正面口。」

関西メンバーに教えてもらっているようだ。わかった!と、しっかり返事をしている。

「ポンタ今どこや?駅着いたぞ。目立つようにジャンプしろ!」

チャットに書き込んでみたものの正面口付近でジャンプしている間抜けは見当たらなかった。

「あれさんどこー?今ここ」

返信と共に送られてきた画像には野球場のような場所が写っている。

わからない。正面口から見える風景に野球場なんてものはないからだ。

まさかと思ってグーグルマップを見てみたら案の定。

 

ポンタは見つからなかったが、間抜けを見つけてしまった。

 

 グループチャットの通話機能を起ち上げた。

「お前www正面口って言ったろwwwそこを動くなwwwすぐに行くwww」

案内板を見ると東口まで結構ある。ちょっと歩き始めたところで

「あれさん!今地下やで!」

分隊指示は「そこを動くな」だったはずなんだが。

ある意味いつものINPO隊員。敵の殲滅と拠点制圧以外の分隊指示は守らない方針のようだ。

 

 

ポンタがマックを見つけた!というので構内にあるマクドナルドー地下鉄の改札口付近で待つことにした。

手持ちのポンタ情報は、髪型がラーメンズの眼鏡の方みたいで、ラーメンズの眼鏡の方が眼鏡をはずした時みたいに目がキリッとしていて、ラーメンズの眼鏡の方みたいに鼻筋が通っている長身の黒いコートを着た男。

鼻筋から下の情報がないから、ラーメンズの眼鏡の方みたいにたらこ唇かまではわからないが、そんな男を探した。

マック、いや、関西風に言うならマクドの前で5分程待つとラーメンズのめg・・・ではなくポンタが現れた。正直驚いた。

一言で表現すると、イケメンだ。誇張はない。身長175センチぐらいと聞いていたが、ガタイが良いのとブーツを履いているから180はあるように見える。服のセンスもなかなか良い。タートルネックの黒のセーターに黒のコート、ベージュのパンツに黒のブーツを合わせている。

こいつはどう見ても「童貞」には見えない・・・。そう、ポンタは童貞なのだ。もう学生ではない。彼は立派な社会人だ。そこそこお金を持っていて、SUVに乗っているイケメン。でも彼は

 

童 貞 な の だ 。

 

オフ会というものがどういうものなのか、よく知らない。

ネット上ではなく現実で「初めて」出会った時、殊FPSというコミュ障御用達の印象があるゲームのオフ会においてそのプレイヤー達がオフラインで出会った時、どういう出会いが自然なのだろうか見当もつかない。

人見知りでうまくしゃべれないとか、イメージと違うとか、最初は何話して良いかわからないからだんまりだとか、想像がつかない。

 

ただINPOの場合は、いつものようにINPOだった。

 

「ポンタ!?正面口だって!」

お互いがお互いに指を指して認識したらこれである。

VCと何も変わらない。分隊指示が守れない隊員をニヤニヤしながら眺めるアラサー。

今思えば人違いだったらどうするつもりだったのだろうか。我ながら恐ろしい。

数年ぶりに会う友達の如くオフラインでの「再会」を果たせた。

イケメン童貞と合流したところでグループチャットに目をやる。

 

どうやら関西メンバーは大阪駅にいるようだ。

 

2.梅田の大迷宮

今回のオフ会は突貫企画だ。時間と大まかな場所を決めていただけで、何をするかも特別決まってなかった。

「店の予約したほうがええんちゃう?」

大阪の飯屋事情なんて全く知らない。関西メンバーーパンダ兄弟の弟えたあなるに言われるまで気にも留めなかった。正直都会と呼ばれるところだし、空いてる店ぐらいあるだろうと踏んでいたのだ。

「そうなん?よう知らんし任せるわ。」

分隊長の指示は拠点の確保だ。

「ラブホみたいなカラオケ屋あるで!」

送られてきた画像にはヒョウ柄に覆われた紫の照明の部屋が写っている。えたあなるは変化球だが確実にストライクゾーンを狙ってくる画像を探すのがうまい。

(これが大阪のカラオケかー)

とてつもないカルチャーショックを受けた隊長を乗せた新幹線は新大阪へと向かった。

 

 

大阪駅に着く間際、えたあなるからの命令リクエストは大阪初心者のINPO隊長には最高クラスの難易度に思えた。

 

「梅田のヨドバシに集合な」

 

以前まとめブログで「大阪駅から梅田のヨドバシに行けない!」という感じのスレを目にした。

「ポンタ、梅田のヨドバシまでのマップを探すぞ!」

FPSの基本はマップを精読することだ。

現実でも同じで、迷いやすいフィールドでは案内板もといマップを精読するところが勝敗を分ける。

どうやら地下鉄からなら噂程ではなく地下通路を通れば比較的簡単に行けそうだ。

これで勝つる!

二人分隊は勝利を確信して梅田のヨドバシへ向かった。

 

 

「なんで地下鉄なん?在来線なら新大阪から3分で大阪駅やったのに。」

左側を開ける関西圏の風習にのっとりエスカレーターに乗っていると合流したえたあなるに言われてしまった。

関西メンバーの三人を見つけるのは童貞を探すのに比べれば余裕だった。そもそも関西メンバーは三人で来ていることが分かっていたからだ。

彼らはリアルでの付き合いがあり、同じ会社に勤める同僚でもある。パンダ兄弟うぇるさん、パンダ兄弟えたあなる、そしてそのペット雑種犬のポチ公だ。

一応言っておくと「パンダ兄弟」も、「雑種犬」も元はと言えばツイッターのアイコンを見た私の勝手な呼び方で、彼らがそのように自己紹介をしたわけではない。

えたあなるが三人の中で一番背が高いことと、紫っぽい髪色をしているイケメンだということが分かっていた。

つまり、えたあなる風の男がいる三人組を見つければいい。更に向こうにはオラついたINPO副隊長うぇるさんとしっかり者のポチ公がいる。どこかのラーメンズがあっちこっちをひょこひょこうろつくのとはわけが違って見つけやすそうだ。

地下鉄の改札の前で待っていると三人が現れた。出会い方は先程とあまり変わらない。

数年ぶりにあった同級生みたいに指をさして確認して「どこ行く?」だ。

INPOはオンラインでもオフラインでも大した違いはない。

えたあなるの見た目はツイッターのアイコンの通りだった。前情報通りの童顔イケメン。意外だったのが肌が綺麗だったこと。このオフ会の旅の中で出会った人間の中で女性を含めて一番肌が綺麗だったように思える。

うぇるさんも前情報の通り厳つい体をしていた。見た目はKBTi、いや、それよりも驚いたのがVCで聴くよりも声が1オクターブ高かったこと。そしてこの男、以外にも人見知りをするのだ。

ポチ公に関しては情報が一切なかった。本人曰く普通の見た目。確かに普通だ。丸顔に浅黒い肌をした普通の人ポチ公。雑な紹介だが自分のことをよくわかっている人間だと思った。カラオケに行って色々な話をしたのだが、彼は悟りを開いているといっても過言ではない。そう、彼は賢者だったのだ。

 

 

こうして待ち合わせ時間から一時間過ぎたところでやっと5人が揃い、INPOのオフ会は始まったのである。

 

3.輩

INPOはもともとぼっちのFPSプレイヤーが集まって出来た分隊だ。どこかのクランに属しているとか、FPSが上手いだとか下手だとかそんなことは関係なくなんとなく気の合う仲間が寄り集まって出来ている。

現実に集まってみるとどうか。どう考えてもFPSプレイヤーの集まりには見えなかった。

FPSという括りを排除してみてもINPOはオタクの集まりなのだ。

ゲーオタ、アニオタという括りに属する人間の集まりのはずなのだが、ここにいる人間はどう見てもヤンキーか、やくざの三下か、半グレか、それに類する人間の集まりなのだ。

それが5人集まってアニソンを熱唱している。

なんと平和な世界なのだろうか。

私はこの時確信したのだ、ゲームとアニメは世界を平和にするのだと。

多分街ですれ違ったら確実に互いを避けるであろう見た目の人種が、エンジョイクランの名のもとに徒党を組んではしゃいでいるのだ。

核兵器を無くすよりも、一緒に酒を飲むよりも、一緒にオンライン上でゲームする方が平和になりそうだ。

そうに違いない。

 

この後の8時間にも及ぶカオスなカラオケの様子はまた別に動画にしようと心に誓った。

 

4.最後に

今回は文章がまとまらなくて新幹線の中で旅行記みたいになってしまったのをちょっとだけ文章を整えたものを記事にしました。

INPOのメンバーがこんなにオタクから離れたところにいるメンバーだったんて思ってなかったし、正直もっと落ち着いた感じかなーと思ったらただの輩集まりでしたという感じです。

関東メンバーにまだあったことがないので、夏あたりに全員で集まれたらなーなんて考えています。

キャンプファイヤーじゃ!

こんな風に書くと僕らに会うのが怖くなるかもしれませんが、側があれなだけで中身は結局VCのあれです。

そんなもんです。

 

文中に僕の見てくれについて言及がないのでうぇるさんに言われた一言を載せておきます。

「リーダーその見た目で2Bフィギュアのパンツ覗いてるん?うそやろ」

僕はそういう見た目をしているということです。

 

そろそろ本気でオフ会の様子をまとめないといけません。

ここでそのうち見れます。

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