燃えなかったゴミ

ゲーム実況者から遊び人に進化を遂げた人間のブログ。更新は超絶不定期。

服をウェザリングする話(準備編)

 

20XX年、アメリカでゾンビウィルスが漏れ出てパンデミックが起こった。

という設定でLayLaxが対ゾンビ部隊ZSRTというシリーズを展開していますね。

今僕はZSRTの敵対組織Rebellion側の設定で装備を組んでいます。

Rebellionのチームカラーは黒地にオレンジなので、現在の自分のカラーであるオレンジと奇しくも一致してしまいました。

必然的に自分はRebellionに所属するしかないんですねぇ。

ということでRebellion装備用に服にウェザリングを施していきます。

 

僕の思い描くゾンビクライシスというのは、ウォーキングデッドの様な荒廃しつつある世界です。

Falloutの世界観程荒廃してはいないので、既製品の服を形を残したしたままウェザリングしていきます。

イメージとしては着古して捨てるちょっと手前の服ぐらいな感じです。

ZSRTの設定に関しては、公式の方もユーザーの好きなように解釈出来るように大雑把なところしか決めていないため、今回は装備のコンセプトと合わせて解説していきます。

 

私見ながら現実の2020年の物流、経済、エネルギー資源等々国際的な状況から判断するに、WW3もしくは第二次冷戦の幕開けはそう遠くないと思っています。

経済と政治分野に関して言えば既に始まって久しいとも言えるかもしれません。

ゾンビが闊歩する20XX年はそんな世界の向こう側に起こったと僕は設定しました。

戦中に中国で研究していた病原菌やその研究をアメリカが接収。

その後中国のスパイ活動により流出し、アメリカ本土でパンデミック発生。

その後世界に蔓延しゾンビクライシス化というのが最もらしい流れかなと思います。

昨今のBLM運動の裏には中国共産党の影がというのがまことしやかにささやかれています。

反体制的なRebellionという組織も起こりはそういった反体制運動から派生すると考えるのが自然かもしれません。

そして体制側ZSRTと反体制側Rebellionの構図が出来上がります。

簡易年表にすると

2020年 現在

2020年12月~2023年 WW3

2030年頃 ゾンビクライシス

という流れ。

WW3は西側勢力の勝利で終わりますが、世界は疲弊してしまいます。

傾いていた世界に追い討ちをかけるように起こるのがゾンビクライシスという流れです。

僕が今作っているキャラクターのチヒロ・イシモトは2060年代のキャラクターです。

この頃になると政府というものの機能は著しく低下し、生産性の低下が起こっています。

2060年代でも工場などの生産業界は稼働していますが、生産物は高級品としての扱いを受けるため多くの人が2045年頃までに製造された物質を上手くやりくりして生きている様なそういう世界観です。

前置きが長くなってしまいましたが、この世界観に合わせて装備を作っていきます。

 

今回は本格的なウェザリングに入る前の準備をします。

やることはおおよそ、「破れ」と「くたびれ」と「擦れ」を作ることです。

先ずはツナギから。

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ワークマンのカラーツナギです。

上半身は折り返して腰巻きみたいになってしまうので下半身をメインに加工していきます。

使うのは裁縫バサミと粗めの紙ヤスリです。

先ずはハサミを入れます。

装備の構成上左の膝には膝当てをしないのでここは膝立ちになっときにすれてしまったという設定です。f:id:haraguroiare:20200915105144j:image

実際にはいてみてチャコペンで膝の位置に適当に印をつけました。

ハサミで適当に切ったら次は傷を慣らすために紙ヤスリで傷付けたところをこすります。

今回は60番の耐水ペーパーを使っています。

粗い方が繊維を傷つけやすいです。

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膝は全体の中でもしっかりとヤスリがけしました。

膝立ちや四つん這いになる事がきっとあると思うんですよね。

こういう風に傷をいれる部分やヤスリがけをする部分は、キャラクターの生活スタイルを想像しながら場所を決めていきます。

お尻、ポケットの端にも重点的にヤスリがけを施します。

圧がかかって擦れるところの代表ですね。


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傷を慣らすとこんな感じになります。

結構良い感じに繊維が解れてます。


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写真では分かりにくいですが、前面は膝とポケットを中心にヤスリがけしました。

実物を見ると結構白くなっています。

手を入れていないところと比べると経年劣化で色褪せた感じが出ました。

 

次はグローブです。

このタイプのグローブが余っていたのでこれを右手にはめます。

破れを演出するために刃物で適当に切れ目を入れていきます。

僕は細かい破れを演出するときには手芸用のリッパーを使っています。

Clover リッパー

Clover リッパー

  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

なければ適当なハサミで切り込みを入れても良いです。

この後の作業も全てそうですが、傷をいれる場所は作り手のセンスが出るところです。

ものを握るので手のひらには掠れが出来やすいだとか、本人の癖でどこをよくぶつけるだとか、どういう日常生活を送っているかとかそういう事を考えながら傷を付けていきます。

傷を付けたらツナギと同じ様にヤスリがけをしていきます。


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新品のグローブも経年劣化でボロボロになっている感じが出せました。

左手用のフィンガーレスグローブも同様に傷を付けます。


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拳でゾンビを殴る事もあるだろうということで手の甲のゴムが溶けるくらいにヤスリがけをしました。

新品だったので、全体にヤスリがけをして白っぽくしています。

 

ここまでで装備の加工の第一段階は終了です。

ちょっとまとめます。

傷をつけて、ヤスリがけをする。

これだけですね。

次回はウェザリングを施していこうと思います。